ケレンにも種類がある…??
2020/09/25
こんにちはっ!事務員の吉澤です(。-`ω-)
台風が去ってから急激に寒くなってきましたね…。衣替えも追いついてないですが個人的には過ごしやすい季節が来て少しうれしいです!空が元気に見える夏も大好きですけどねっ!誕生日もあるし( *´艸`)
そんなそれた話は置いといて!今日は、前回のブログ更新の際に書いた通り、”ケレン”の種類についてお話していきます♪
ケレンとは、①前回塗装された塗料を落とす。②鉄部の錆を落とす。③洗浄で落ちない汚れを落とすの三つの目的を持つ塗装前の下処理作業です!
しっかりと前回の塗料を落とさないと新しく塗装する塗料がしっかりとした塗膜を形成できなくなります。そうなると本来の性能が発揮できなくなり、また前回の塗料がついたまま塗装を行うと新しく塗装した塗料もすぐに剥げてしまいます。
そんな重要な工程のケレンには種類(レベル)というものがあります。これは汚れの落とし具合によって区分されています。(日本道路協会の基準に基づく)
それでは違いを理解していきましょうっ!
ケレン1種
鉄部が激しく腐食した状態の塗装に対して行うケレンを1種と区分します。主に「ブラスト工法(※)」というものを採用しています。高圧ホースから出てくる研削材が錆びと塗膜をはがし金属面を露出させることが出来ます。しかし設備・環境面から一般の住宅へブラスト工法の施行は適用されていません。もし一般の住宅でそれほどまでに腐食していた場合ケレンではなく部材の交換になり高額な費用が必要となります。
※ブラスト工法:研削材(白けい砂・銅粒・銅砕粒など)を圧縮した空気や遠心力で吹き付けて、金属面のサビを落とす処理
ケレン2種
全体にさびが広がりつつあるが比較的浅い部分前しか錆が生じていない外壁に薬剤を使わずに電動工具や手動工具でひたすら削り続けることで、旧塗膜の劣化やサビによる腐食を取り除くのがケレン2種に区分されます。
これも一般住宅ではあまり採用されないやり方で、電動ブラシやディスクサンダーといった電動工具、スクレーパーやワイヤーブラシを使い手作業と電動工具を併用して進められます。
ケレン3種
一般の住宅での外壁塗装でよく使われているケレンがこの3種ケレンになります。錆が比較的少なく”活膜”と呼ばれる既存の塗膜のうち浮きや剥がれが起きていない部分が残っているような外壁で行われ、スクレーパーや紙やすり等を使いほとんどが手作業で行われます。
ケレン4種
こちらも3種と同様、一般の住宅でよく行われるケレンです。
外壁の表面にほとんど錆が見られない状態の良い外壁で行うケレンになります。電動工具や本格的な工具はほとんど使用せず、紙やすりや水洗浄のみで汚れを落とす、外壁清掃のような内容で外壁自体への負担も少なく済ませることが出来ます。
費用に関しても非常に安価になってます。
金額面は4種より3種、2種より1種と高くなり、1種と4種ではかなり差額が出てきます。(3,000円は差額が発生する)
金額が高くなるからと言って2種が必要な外壁に4種のケレンを行うなどは絶対NGです。
せっかくの塗装も密着性が低くなり、通常の耐久年数より塗装がだめになるのが早くなってしまう可能性が出てきます。
必ずその外壁の状態にあったケレンを施工しましょう!
また、会社によっては見積もりでの記載表記も異なってきます。
ケレンという文字がない場合『表面仕上げ』や『さび除去』などという項目で記載されている可能性がありますので業者さんに確認しましょう。
また、あってはいけないことですが業者の中には悪徳なところがあり見積もりには高価なケレンを記載してあるのみ実際行うケレンは4種と一番安価なものにして利益を高くしようとするところもあります。ケレン自体も行わないことも多々ありますので必ず見積もりを確認して自身からも担当者に質問するなどしてそのようなことが起きないようにしましょう!!
十数年に一度の塗装なので、疑問や不安に思ったことは業者に確認して解消させてから契約や工事を始めるのをお勧めします!!
親身になってくれる塗装会社さんなら必ず回答をしてくれるはずなので!!
それでは今回はここまでっ!また次回!!!
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