こんにちは!事務員の北村です。
早いもので今日から3月です。
花粉症で大変な時期に入りますが、春らしい気候で気持ちがいいですね!
本題です。
ラジカル塗料って知っていますか?
グレード的にはシリコン塗料の1個上の位置にいます。
2012年9月に初めて日本ペイント株式会社から発売されました。
その後、エスケー化研から2014年に『プレミアムシリコン』という名前で発売されました。
ラジカル塗料とは??
ラジカル塗料とは、正式には『ラジカル制御型塗料』と言います。
ラジカル樹脂という物質が含まれているわけではなく、塗膜の劣化を促すラジカルという分子を抑え込む塗料のことを言います。
ラジカル分子を抑え込む機能の事を、ラジカル制御と呼びます。
★ラジカル発生の仕組み
太陽光による紫外線、雨、風、酸素が外壁に当たる
↓
劣化因子(ラジカル)が発生して、塗膜の分子構造を破壊・劣化が発生する
↓
その結果、チョーキング現象やひび割れが発生する
ラジカル塗料のメリット
①コストパフォーマンスが高い
現在主流のシリコン塗料とほぼ同じ価格帯なのに耐久年数が14~16年と長いので、コストパフォーマンスが高いです。
高性能なのに安価なのはとても嬉しいですね。
②防カビと防藻性に優れている
ラジカル塗料は防藻性、防カビ性を持っているので塗装を綺麗に維持しやすいです。
塗膜には、高耐候酸化チタンによるラジカルバリヤーがくっついている状態なのでツヤ感があり、高級感を出すことも可能です。
ツヤなしにすることもできますが、ツヤありの方が汚れにくいのでおすすめです。
③作業性が高い
ラジカル塗料は水性の1液型なので、比較的簡単に塗ることができます。
④チョーキング現象が起こりにくい
ラジカル塗料はチョーキング現象が起こりにくい外壁に仕上げられます。
外的因子からの劣化を抑制できるのでチョーキングも抑制できるということです。
しかし、きちんとした下地処理をしなかったり施工不良があるとチョーキング現象は起こってしまいます。
ラジカル塗料のデメリット
①実績が少ない
ラジカル塗料は発売されてまだ間もないので、実際に目安程度の耐用年数があるのかわかっていません。
②知名度が低い
まだまだ知名度が低いので取り扱いできる業者が少ないです。
ラジカル塗料を扱えて、尚且つ優良業者を見つけるのは難しいです。
ラジカル塗料を使った施工事例がある業者を調べましょう。
③濃い色が出しにくい
ラジカル塗料は濃い色が出にくいです。
なぜかと言うと、ラジカル塗料は酸化チタンから発生するラジカルに対して効果を発揮します。
濃い塗料は、酸化チタンを使用してないのでラジカルが発生せず、ラジカル制御の効果が発揮されません。
濃い色にしたい場合にはラジカル塗料以外を選びましょう!
ラジカル塗料はとても優秀な塗料ですが、知名度が低い故に扱える業者が少ないのが最大の欠点だと思います。
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