おはようございます!
能義です!
最近忙しくさせてもらっていて、ブログの方が放置気味になっております……
毎日元気に営業しておりますよ!
ここ数日で少し暖かくなった感じもしますが、皆様いかがでしょう?
朝晩寒くて日中暖かいので、逆に身体がしんどい気もしますが……
寒いよりは暖かい方がいいですよね!
インフルエンザも相変わらず流行しているようですが、ヒトミ家では私の姉と弟がかかり、他には移らなかったのでひとまず安心しています。このまま流行が終わってくれることを祈ります。
さて今日はガルバリウム鋼板についてのお話し
最近、耐久性のある素材として注目を集めているガルバリウム鋼板(以下ガルバ)
屋根のカバー工法などでも使われ、かなり普及してきています。
屋根のリフォームを考えていて進められることも少なくないのではないでしょうか?
このガルバ、軽さと耐久性から選ばれることが多いのですが
少し過大評価をされている方が多いようです……
先日お客様からお問合せを頂き、現地の確認にお伺いしたのですが。
「外壁の塗替えの見積もりをお願いします、屋根はガルバリウムなので結構です」
と最初のお話のときに相談されました。
これは業者側のせいでもあるのですが、
「ガルバリウム鋼板はメンテナンスが不必要」
と謳っている業者が多数いるのです。
こちらのお客様には、ひとまず塗替えが必要かも含めて調査をしますとお家を見させていただきましたが、屋根に上ってみるとこのような状態でした。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、もともと茶色かった屋根が褪せて真っ白になっています。
まず結論から言うと、
ガルバリウム鋼板のメンテナンス(塗装)は必要です。
そもそもガルバとは何なのかという話なのですが、
実はガルバリウムという金属はありません。
ガルバとは日鉄住金鋼板株式会社が販売している製品で
鋼板をメッキ処理したものの製品をガルバリウム鋼板と言います。
よく言われているのがメリットとして
サビにくい、軽い、加工がしやすい
デメリットとして
金属の為熱を蓄積しやすい、薄いので傷がつきやすい、雨音がうるさい、塗り替えの際の施工方法が難しい
というような点です。
これは既存の鉄板や屋根材と比べてになりますが、
普通のトタン屋根などが錆びる原因は
表面の塗膜が劣化して鋼板(鉄)がむき出しになり水に触れて錆びる
というメカニズムになります。
これに比べてガルバは鋼板をアルミと亜鉛のメッキで包んでいるので、サビに強いということになります。
分かりにくいと思うので絵にしてみました。
絵心が無くて申し訳ありませんが、ガルバの構造はこんな感じになっています。
鋼板を錆びにくいアルミ亜鉛メッキで挟みその上から塗装をしてあります。
これにより、表面塗膜が劣化してもメッキ層が鋼板を露出から守ってくれるということになります。
確かに普通のトタン屋根に比べたら錆びにくさは段違いですが、ガルバも錆びないわけではありません。
長時間水に触れていると普通にサビも出てきますし、傷がついて鋼板が露出してしまうとそこから錆が出て広がっていきます。
ガルバは軽くて薄くて加工が容易いというメリットがありますが、それはそのまま傷がつきやすく壊れやすいというデメリットでもあります。
どんなにメッキ層が優れていると言っても文字通り水際で鋼板を保護しているのは塗膜になりますので、それが劣化したら塗り直さないといけないということになりますね!
以前にガルバはメンテナンスが不必要!と言っていた業者さんと話す機会があったのですが、寿命が20年くらいのガルバをメンテナンスがいらないと言って後からクレームにならないの?と聞いたら
その時はまた新たにガルバを張るから今のガルバへのメンテナンスは必要ない。
と言われて唖然としました、確かにそれならメンテナンスは必要ないけどそれ以上の金額の工事になってしまうじゃないですか……
物は言いようだと思いました。
と、まあガルバについていろいろ話しましたが、私はガルバそのものはいいものだと思っています。
既存のスレート瓦やトタンに比べたら耐久性が高いのも確かですし(金額も高いですが)見た目もどちらかというと好きです。
屋根が傷んで塗装が困難な場合などは葺き替えやカバー工法を選択するしかない場合もありますし。
但し、メンテナンスのいらないすごい材質のような感覚で使われるのは危険です。
あくまで今の状態をちゃんと知って、今の我が家には何が一番適しているのか、それを見極めることが大事だと思います。
あと、ガルバへの塗装ですが、しっかりとした施工方法と塗料の選択が必要で適当な工事をしてしまうと剥離などの危険が大きいので塗り替えを検討の際はそういった説明ができる弊社のような業者に依頼することをお勧めします。笑
そして、今日のヒトミ家
1歳の誕生日で一升餅を背負う三男
解放され放心状態
子供が大きくなるのは本当に早いですねぇ
ではまた!能義